平素は格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。このたび令和5年1月より代表取締役社長に就任いたしました清水亮佑(しみずりょうすけ)と申します。
社長就任にあたりまして、皆様に謹んでご挨拶を申し上げます。
みなさまのご期待に沿えるよう専心努力して参りますので、今後ともご指導ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
鯉平にとって2022年は創業125周年の記念すべき年でありました。
一方世間ではウクライナ侵攻による燃料価格の高騰や歴史的な円安が日本経済に影を落としました。
コロナ禍も沈静化には至らず、明るい話題の少ない年であったかと思います。
うなぎ業界に目を向けてみるといかがでしょうか。
シラス不漁には数年見舞われなかった割には活鰻価格は過去最高値を更新し、山椒や竹串など周辺備品のほぼ全てが値上がりしました。
飲食業界が抱える人手不足は職人不足へと昇華し、宴会需要はコロナ禍前に戻る見通しが立ちません。
それでも、消費者様はうなぎ料理を楽しみにお店に足をお運び下さり、専門店様は創意工夫でこの逆境を乗り越え、流通会社様は日々確実にうなぎを配送してくださり、商社様や産地問屋様は緊迫した世界情勢の中でも最大限の集荷に尽力してくださり、生産者様は活鰻の安定供給に命がけで取り組んでくださいました。
全ての皆様のご厚意やご尽力があって、このうなぎ業界は力強く粘り強く、日本の食文化の一翼を担うことができております。
これからも鯉平は、「川魚の食文化を連綿と紡ぐ」という使命を胸に抱き、「善き仕事を生涯続け、業界に必要とされる会社」であり続けます。
そして、うなぎ・川魚という生命に感謝を忘れず、得意先様の事業継続のご支援に全力で取り組むことをお誓い申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
うなぎ川魚問屋 鯉平
5代目代表取締役社長 清水 亮佑